映画「決断」上映会&福島パネルトーク

私たちは「軍拡NO!女たちの会、茨城」を設立しました。
いままで原発廃止に力を尽くしてきましたが、政府が原発推進へと邁進する根底に、核武装への願望と利権がある事を思い知らされました。
岸田政権が軍事費倍増の軍拡政策を発表宣言したことで怒りが爆発し「新しい戦前とさせない」ように、声を上げて政治を変えるべく行動することを決意したのです。

活動の一環として以下の催事を予定しています。

映画「決断」上映会&福島パネルトークを開催します。
2024年7月15日(月) 13:30〜16:30
水戸市民会館 大会議室 水戸市泉町1ー7ー1

「決断」は原発事故による被ばくから子供を守るために、
母子避難した家族の証言を記録したドキュメンタリー映画です。
今、国と電力会社は東海第2原発の再稼働を目指しています。
茨城県民が原発推進に同意するのかどうか?
日本の未来にとって重大な決断が迫られています。
福島で起きたことこそ伝えるべきと考え「決断」上映会を開きます。
あわせて避難者に生の証言をして頂きますので、ぜひご参加下さい。

映画「決断」 知事抹殺』の真実」の安孫子亘監督が、7年を
かけて完成させた渾身の記録。カラー 90分 製作・ミルフィルム

一般 1000円 学生 500円
高校生以下 /障害者 無料

15:00〜福島パネルトークZOOM参加できます。
事前申込みをして下さい。

主催 「決断」上映実行委員会

協力団体 いばらき原発県民投票の会
未来への風いちから
東海第2原発の再稼働を止める会

問合せ・予約
長田 満江    090−7845−6599 osada3220@nifty.com
小張佐恵子 090−9108−0464  saekoobari@gmail.com
小林納深子 090−1258−9868  12namiko17@gmail.com

【ゆうちょ振替口座 】00180-2-466753 福島応援プロジェクト
チケット販売 水戸市市民会館

福島原発事故の時
汚染のリスクは知らされず、避難
区域は狭く限定されました。未だに多くの人
が汚染された土地での生活を強いられています。
やっとのこと避難した人々にも苦難は続き、
平和な暮しや家族の笑顔は奪われました。
私たちの話を聴いてください。
原発被害東京訴訟団原告 鴨下美和さん

映画「決断」は自力避難家族の苦悩と現状を描くドキュメンタリー。

放射線が降り注ぐ中、予備知識を持たない人々はわずかな情報を頼りに為す術もなく、自分たちの身を守るために避難という決断を迫られました。強制避難区域外からの避難者はほとんど補償がなされていません。家族がバラバラになり、平穏な家庭生活は崩壊させられたのです。

避難区域を狭く設定

補償金を最小化するために、住民を県外に出したくなかった政府と福島県は情報を隠し、避難区域を狭く設定しました。放射線管理区域に該当する毎時0.6μSvを上回る高線量汚染が拡がる地域に県民は閉じ込められ、子どもを含めた大勢の人々が今も居住を強いられています。

日本政府は、国連人権理事会より「居住可能地域の年間被ばく限度量を20mSvに引き上げたことは極めて不当」と、指摘糾弾されています。

日々決断の連続!と森松明希子さん
0歳と3歳のお子さんを連れて郡山から大阪府へ避難して13年。

母子避難を選ぶしか無かった不条理や、原発事故被害者の人権が無視される苦難を訴え、「放射能」「被ばく」という言葉がタブー化して被害者同士が分断させられる状況を、多くの方に知ってほしいと訴え続けています。

 

住まいを奪われる被災者

避難住宅提供は早々に打ち切られて、2倍の家賃を請求された上、裁判を起こされました。加害者が被害者を裁判で追い詰める人権侵害が起きる日本という国。

仕事を失い経済的に行き詰まる避難者の苦境は顧みられず、強制的に追い出されました。

 原発避難はすべてを失う
国内難民への片道切符です

突然死が増えている福島県
現在福島県では、急性心筋梗塞死亡率が男女共全国平均の2倍でワースト1位と高くなり、いわき市の脳血管疾患死亡は全国平均の1.3〜1.4倍と悪化しています。
福島全域で癌の発病率も激増
事故当時、甲状腺被ばく予防の為の安定ヨウ素剤配布は拒否され、300人以上が小児甲状腺がんを発症しています。被ばくと発病との因果関係が否定さ
れているため、7人の若者が被害を認めさせ損害賠償を求める裁判を闘っ
ています。QRからHPを開いて原告口頭弁論音声をぜひお聴き下さい。

「いまは福島のこと、いつかはあなたの街のこと」木田節子さん

危険な東海第二原発の再稼働!茨城県民の決断は?

  • 稼働後44年経過した老朽施設で、3.11震災時に被災した原発です。
  • 人口過密地立地のため、避難時の過酷な被ばくが避けられません。
    ●トラブルや火災が多発し、事故発生件数が日本最多で管理能力が劣悪です。
    ●平常運転時も放射能が漏れ出し、70%の熱を海に捨てて海水を温めるため
    (7度上昇)水中の二酸化炭素が放出され増加するので、クリーンではありません。
    ●元々原発はとても地震に弱いので、世界の原発は地震の起きないところに
    建てられています。日本は世界中の大地震の20 %が起きる地震国であって
    事故になれば甚大な被害が起きます。原発設置に全く適していません。

 

kankyo.w3.kanazawa-u.ac.jp 金沢大学土井妙子先生監修 地震&原発立地図

 原発は、安全でもクリーンでもなく、安くもありません

停電するだけ、
水が止まるだけで
壊れるのが原発

2012年広瀬隆氏講演会「第二のフクシマ・日本滅亡」
QRの動画ご視聴ください。

 

 

 

2024年 3月15日(金)に

いのちを守るーハンセン病DVD上映会を開催しました。
ハンセン病患者の苦難の歴史には、人権を軽視する日本の行政の貧しさが見て取れます。

このDVDには、主人公である木村真三さんが、放射能によって分断され苦しめられてきた被災者とともに闘ってきたからこその強い意志による活動が捉えられています。

国立重監房資料館 学芸員レポート2.5
『仙太郎おじさん! 貴方は確かにそこにいた~
蘇る ハンセン病患者とその家族』
放射能汚染に対峙する木村真三氏が、国策の闇に生存の証を消された親族の尊厳回復のために奔走する記録である
ハンセン病患者と遺族の想い これは日本のアウシュビッツだ

2024年 3月15日(金)
12:30開場 13:00~15:00  会場代500円
BARKスタジオ
つくば市天久保1-7-18 大和ビル2F
主催 Place for life-命を守る
賛同人 長田満江・小林納深子・山中たい子
問合せ:村井さとみ090-2044-7639
小張佐恵子090-9108-0464
愛媛県鬼北町出身の木村真三さんは、祖母の遺品のはがきからハンセン病患者だった大叔父の仙太郎さんのことを知り、親族として生きた証しを探し出そうと各地の療養所を訪ね歩きました。    木村さんの想いに呼応して、 仙太郎さんが入所されていた長島愛生園(岡山県)の資料開示協力があり、重監房資料館部長の黒尾和久氏らの尽力て記録DVDが制作されました。
 「官民一体となった厳しい強制収容が差別や偏見を助長した実態を、この作品を通して知ってほしい」との願いの詰まったドキュメンタリー映像です。ぜひご覧いただきたいと思います。
獨協医科大学准教授の木村さんは「放射線衛生学」の専門家で、福島原発事故から3日後に福島県に入り、放射能被害の実態を調査した模様が『ETV特集 ネットワークでつくる放射能汚染地図』として放送され、大きな反響を呼びました。現在福島に移住し、放射能汚染や住民の健康調査などに取り組み、人々の声に耳を傾けています。菌も放射線もウイルスも、目に見えないからこそ人々は恐怖を増幅させ、 差別や分断が引き起こされます。

 

ハンセン病とその歴史
ハンセン病は皮膚と末梢神経を主な病変とする抗酸菌感染症で、かつては「らい病」「癩」と呼称された病気です。皮膚や顔貌が変化したり、神経のはたらきが悪くなったりする疾患です。伝染力は弱かったのにも関わらず、感染に対する恐れから、患者たちは差別と偏見を受けてきました。日本政府は1907(明40)年「癩予防に関する件」という法律を制定し、患者を療養所に入所させ社会から隔離したため、ハンセン病は伝染力が強いという間違った考えが広まり、偏見を大きくしたといわれています。

写真 岡山県長島愛生園へ向かう木村さん

1929年 (昭和4年)には、各県が競って強制的に入所させるという「無らい県運動」が全国的に進められました。
1943年に米国で特効薬が確認され、完全に治る病気になりましたが、 ハンセン病絶滅政策という考えのもと、政府は、1931年(昭和6年)に「癩予防法」を成立させ、
全国に国立療養所を配置し、強制的隔離入所施策を進めて、全ての患者を入所させる体制が作られたのです。

写真 長島愛生園館長とともにカルテをみる木村さん

この ドキュメンタリーの核心は、木村真三さんによる 岡山県長島愛生園に強制収容された仙太郎さんの資料開示請求、解読作業、そして資料公開に至るまでの過程
です。 木村さんの強い希望により、2022年10月愛生園歴史館で、木村仙太郎さんの写真、診療記録、解剖承諾書、解剖記録等の全国初の企画パネル展示が行わ
れました。 https://www.ohk.co.jp/data/30530/pages/

写真 仙太郎さんの写真を家族に見せている

福島県で放射能汚染の測定を続け、被災者に寄り添ってきた木村真三さん。
原発被害を無いものにしようとする権力の横暴と患者を隔離して社会から抹殺してきたハンセン病の歴史に共通する人権侵害の問題を、遺族として事実を明らかにすることで世に問うているのです。

写真 復元重監房入口

群馬県草津町国立療養所栗生
楽泉園の敷地内に再現された
非人道性を象徴する遺構です。

患者が強制入所させられたことから、逃亡や反抗は、ひんぱんに起きていました。各ハンセン病療養所には、監禁所が作られ、「監房」と呼ばれていましたが、より重い罰を与えるという意味で通称「重監房」と呼ばれた建物がありました。昭和13年から昭和22年まで使われた9年間に、収監された延べ93名の患者のうち23名が亡くなっています。収監は所長の独断で行われ、秩序維持を目的とする「懲戒検束権」として運用され、患者の人権が顧みられることは全く無かったのです。餓死や凍死が続出する特別病室の非行、過酷な実態を明らかにした毎日新聞のスクープによって問題になり、「負の歴史」を伝える施設として重監房資料館が2014年に開館しました。

 

「原発を止めた裁判長」上映会を開催しました。

『原発を止めた裁判長そして原発をとめる農家たち』
上映会& 樋口英明 講演会&福島パネルトーク
2024年1月13日(土) つくばカピオホール つくば市竹園1−10−1
12:30 開場 13:00〜上映会&樋口英明講演会&福島パネルトーク
前売1200円 当日1500円
当初予定していた午前の部は中止になりました。

1月14日(日) 水戸市民会館 小ホール 水戸市泉町1−7−1
13:30開場14:00〜上映会&福島パネルトーク 前売1000円 当日1200円

上映&講演会実行委員会in茨城
予約・問合せ 山内 絢子  090−1200−1986 ljvuv16754@yahoo.co.jp
長田 満江  090−7845−6599 osada3220@nifty.com
小張佐恵子 090−9108−0464  saekoobari@gmail.com
〒ゆうちょ振替口座 00180-2-466753 福島応援プロジェクト

詳しくは「原発を止めた裁判長」上映会 ページをご参照ください。

 

5月20日に雨宮処凛講演会「コロナ禍、困窮者支援の現場から『軍拡より生活』の重要性について語る」設立集会を開催しました。

9月16日(土)には前田朗先生をお招きして、講演会「軍隊のない国を訪ねて」 を開催しました。

軍隊のない国は、コスタリカなど世界に27カ国もあり、前田朗先生はその全ての国を自分の足で踏破取材して著書にまとめられました。

戦争は人類の歴史につきもので仕方がない、軍隊のあるのが当たり前と私たちは思い込まされてきたことの、間違いを糺したいと思います。

前田朗先生は、2013年原発民衆法廷を呼びかけて組織し、判事を務めました。共同テーブル発起人で、真実探求と戦争廃絶を目指す独立言論フォーラムISFの理事でもある前田先生は、「運動する法学者」とも言える方です。

前田先生から、お話を聞かせて頂き、平和の作り方について学び、考えました。

 消費税増税や政策の間違いによって経済が落ち込み続け、そこにコロナ禍が輪をかけて、格差と貧困がはびこる日本社会になってしまいました。
政府は市民生活を救済しないばかりか、さらなる増税やインボイス導入等、虐待政策実施を目論んでいます。
まともな議論を経ない閣議決定を乱発して、憲法を壊し続けるあり方は、間違っています。

 福島原発では、汚染水を垂れ流し、タンクに溜めた処理汚染水を海洋投棄しようとしています。事故責任を認めず、国民を被ばくから守ろうとしないばかりか、避難住宅から避難者を追い出して路頭に迷わせ、まともな補償や支援をしない原発災害対策に終始する冷酷な国家日本。

「新しい戦前とさせない」ように、声を上げて政治を変えなければ、取り返しがつかないと、 私たちは決意しました。
女には選挙権もなかった、前の戦前とは違います。
今こそ、生命を育みいのちを守る「女性」目線の政治が必要なのです。

政財官の権力階級が、情報操作で囲い込みながら、嘘と収奪、隠匿によって国民を飼い馴らしている実態を、明らかにしなければなりません。
国民の命を蹂躙し、搾取するシステムに異をとなえ、「軍拡に反対」と声を上げます。

なお「女たちの会」といっても、男性の参加を排除するものではありません。暴力肯定の男中心の社会を変えたいという気持ちの表れです。