【チラシを作りました】
なぜ東海第二原発を止めなければならないか、その理由を伝えるためのチラシを作りました。
内容のテキストは画像の下にございます。
このチラシの配布にご協力下さる方、ご連絡お待ちしています。1枚3円 100枚単位でお申し込みください。
発送料は実費でお願いします。
以下 改定版東海第二原発いらないチラシのテキストです。
古くて危険な 東海第二原発はいらない 声を上げよう
近い あぶない 古い 原発NO
命や健康が大切にされる社会を作ろう
岸田首相は、国民の合意ないまま、2022年8月「原発新増設や運転期間60年への延長を検討する」と、原発推進へ向けて突然の政策転換を発表しました。 茨城県では東海第二原発再稼働が具体性を帯びてきたのです。
運転開始から44年経た東海第二原発は、大震災で被災し傷んでいる上に、可燃性ケーブル使用による火災の危険、トラブル頻発のずさん管理など事故につながる問題満載の、危険な老朽原発です。
10万年以上厳重管理が必要な核のゴミが、近隣に大量貯蔵されており、核廃液貯蔵の再処理工場も隣接。核のゴミも冷却が止まれば、過酷複合災害が起きる恐れがあります。事故になれば、放射性物質が一気に放出されて首都圏一帯は壊滅的な打撃を与えられます。
2021年3月水戸地方裁判所は、運転差止め訴訟で「東海第二原発は人口過密地に立地しており、安全な避難が不可能だから、運転してはならない」と判決を下しました。けれど(株)日本原子力発電が即時控訴したので判決は確定していません。2024年まで工事をして、再稼働させるつもりです。東海村議会議員の多数も、村長も、原発推進の姿勢です。
3.11事故時、汚染情報は隠され、避難防護基準値を20倍に引き上げて、国も県も住民保護を怠りました。甲状腺被ばく予防の為の安定ヨウ素剤配布は、拒否されました。福島県では300名もの小児甲状腺ガンが発症していますが「癌発病は放射能によるものとは考えにくい」と影響は否定されています。汚染地域から人々を避難させずに閉じ込めた上に、避難者の住宅支援は早々に打ち切られ、見棄てられました。重大な人権侵害が起きている東日本では、現在も、原子力非常事態宣言は解除されないままです。
破たんしている原子力にしがみつく理由
原子核工学者の小出裕章さんは、22年5月星陵会館での講演会において、原発が安全でもなければ安くもないことを明快に述べ、日本が原発をやめられない理由を以下のように説明しました。
❶ 利権構造に居座る原子力マフィアの実態
❷ 財政破綻し、依存体質にさせられる地方財政
❸ 核兵器をつくる能力を持ちたい国家の思惑。
❸については、『2012年に原子力基本法が改訂され、第2条に「我が国の安全保障に資することを目的として」という一文が付け加えられた』と指摘。1969年の外務省内部資料には「核兵器製造の経済的・技術的ポテンシャル(能力)は常に保持する」と記されていたことも明かしました。
★ 必見動画です 小出裕章氏講演記録https://www.youtube.com/watch?v=DOEgwvGODic
被ばくの影響は蓄積し、放射能は微量でも有害で、様々な病気を引き起こすことが、国の原爆被爆者援護法において認定されています。原発境界の線量目標値は0.05mSv/年と約束されてきました。
原発事故の後福島では、国会での審議もなく、法の規定も無いまま、400倍の20mSv/年の追加被曝を強いられているのが現状なのです。
裏面
冷却水が止まるだけでも、停電だけでも壊れるのが原発です
米国GE社の設計技術者デール・ブランデンバウ氏は、1976年米議会で、原子炉マーク1に重大な欠陥があることを証言。『圧力が正確に計算されていないなどの設計上の欠陥と、建設・運転における不十分さにより、大事故を起こすから運転を止めるべき』と述べました。福島第一原発の原子炉はマーク1型です。その危険性の上に、経済性を優先して小型に造ったため冷却システムに余裕がなかったのです。
東海第二原発も類似のマークII型ですから、大いなる危険が危惧されます。
欧米の新設原発が備えているコアキャッチャーも、二重格納容器も日本では設置されません。規制基準が世界一厳しいと言うのはまやかしです。
「原発はクリーン」も、「安い」もウソだった
原発は海温め装置 原子力巨大やかん
原発の原理は、ウランの核分裂による熱エネルギーで水を沸騰させ、蒸気でタービンを回して発電する原子力やかんです。原理は単純ですが、 高い核エネルギーを制御するため装置は複雑化し、製造と維持のコストが莫大 過ぎ、当初普及が進みませんでした。安全対策や廃棄物処理加算費用は天文学的な高額コストで、安いは大嘘です。エネルギー効率が極端に悪く、70%の熱を海に捨てます。海水を温めて(7度上昇)生態系を壊し、水中の二酸化炭素を大気に放出して 増やします。炉の製造時・燃料精製時など稼働前の段階で、大量の石油を消費します。
放射性物質は毒であって、遺伝子を傷つけ、癌を誘発することが解っています。稼働原発の周辺では排出される放射能のために、白血病や内蔵疾患の罹患率が際立って高いことも知られています。
原発は配管の塊で地震に耐えられない!「原発は安全」はウソだった
図 金沢大学土井妙子先生監修の詳細図は
kankyo.w3.kanazawa-u.ac.jpに
世界中の原発は地震が起きない所に作られている。
世界の大地震の20%が起きている地震国の日本では、元々原発設置が無理でした。メーカー住宅の数分の1以下の耐震性しか無いのが、日本の核発電施設=原発です。
原発避難は国内難民への片道切符
避難計画は、避難所面積不足をはじめ、課題が山積みです。避難車両の渋滞は必至で被ばくは避けられません。福島原発事故では、放射能のため物資食料が届かず、人々は飢餓に苦しみました。輸送の遅れや不備、置き去りなどで命を落とした老病人は、数十人になりました。着のみ着のままの避難で、汚染恐れから宿泊を断られる惨めさも味わされ、転々と逃げ惑ったのです。3.11後、原発運転は事故が起きることを前提に動かすことになって、避難計画策定が義務化されました。双葉町元町長・井戸川克隆氏は、「壊れる装置は操業禁止が当然で、壊れるから避難計画を考えろとは本末転倒だ。生命・財産を守る立場の首長が、企業のために住民に避難を押し付けるのは、公務員法違反で裏切り行為だ」と主張します。
硬い床に毛布1枚の雑魚寝。トイレも空調も未整備な、難民キャンプ以下!と定評の
避難所生活が続き 元に戻れないのが現実
核=原子力の危険とは、被ばくによる被害そのものです。被ばくとは、放射能によって細胞のつながりが壊される健康被害です。放射性物質の粒子は生物の分子結合エネルギーの数十万〜百万倍もの大きな力で、機関銃の弾丸のようにぶつかるので、遺伝子は次々傷つけられます。どんなに微量でも有害で、その影響は蓄積し、様々な病気を引き起こします。原発推進の為に、放射能の害毒は徹底的に隠され、無視されているのです。
■水俣と福島に共通する10の手口■
1、誰も責任を取らない/縦割り組織を利用する
2、被害者や世論を混乱させ「賛否両論」に持ち込む
3、被害者同士を対立させる
4、データを取らない/証拠を残さない
5、ひたすら時間稼ぎをする
6、被害を過小評価するような調査をする
7、被害者を疲弊させ、あきらめさせる
8、認定制度を作り、被害者数を絞り込む
9、海外に情報を発信しない
10、御用学者を呼び、国際会議を開く
アイリーン・美緒子・スミスさんによる
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東海第二原発いらない!首都圏ネットワーク
「東海第二原発いらない!首都圏ネットワーク」は、原発をとりまく首都圏の様々なグループが、原子力の問題について学びを深め、お互いに手をつないで、声をあげるために集まりました。
署名や葉書投函行動、チラシ配布などのアピール運動、学習会やシンポジウム、上映会などを開催し、それぞれが日頃より行動しています。
みなさまも、ぜひ参加して下さい。
問合せ先 たんぽぼ舎〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町3-1-1高橋セーフビル1F 03-3238-9035 Fax: 03-3238-0797
志田(首都圏連絡会) info@shiderz.net 090-9309-6722
stoptokai2-shutoken.jimdofree.com
小張(福島応援プロジェクト) saekoobari@gmail.com 090-9108-0464
東京エリア 柳田真090-6029-5511
多摩エリア 沼倉潤 080-1012-4661
埼玉エリア 久保清隆 090-4074-4955
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以下は2021年11月改訂判です。
チラシはA4版100枚で200円です(送料別 230円〜}。メールでご連絡いただければ、郵送いたしますので、受け取り後、送付状に記載した代金を振り込んでいただけると幸いです。
- E-mail: saekoobari@gmail.com (お名前、住所、チラシ部数、メールアドレス、電話番号)
- ゆうちょ銀行口座:オバリサエコ(小張佐恵子)記号番号 10650-07167571
- ゆうちょ振替口座 番号 00120-6-291257 加入者名 小張 佐恵子
地域に合せたデザインの変更は別途ご相談に応じます。
以下はチラシのテキストです。
古くて危険な 東海第二原発はいらない 声を上げよう
近い あぶない 古い 原発NO
安くもなく安全でも ないのが原子力発電
裁判所は「東海第二原発を動かしてはならない」と命じました。
しかし、電力会社は2022年秋・冬の原発再稼働を目論んでいます。
2021年3月、水戸地方裁判所は「避難計画策定が難しいので、原子炉を運転してはならない」
と判決を下しました。でも運営会社(株)日本原子力発電は即刻控訴。
秋に燃料装荷(事実上の再稼働)し、試運転開始。12月営業運転開始」の予定通り、押し通すつもりです。 東海第二原発は、運転開始から43年も経た老朽施設です。しかも大震災で被災して傷んでいる、問題だらけの原発です。
事故が起きたら、有毒な放射性物質が放出され、首都圏一帯が壊滅的な打撃を与えられるので、絶対的な安全が求められるはずです。
けれども、審査合格のGOサインを出した原子力規制庁は「新規制基準に適合しても、完璧な安全は保証できない」と明言しています。電力会社は福島事故の責任から逃げたばかりか、勝手に差配して賠償を値切り、被害者を虐待して汚染された福島に戻そうとしているのが、原子力緊急事態宣言続行下の今の日本の現状です。
みんなの声で原発を止め、
安全で公平な社会を
実現させましょう。
判決は原告団HP で読めます。http://www.t2hairo.net
3.11後、原発運転の考え⽅は、なんと! 過酷事故が起きることを前提に、動かすこととなり、ベント(原子炉爆発などの破局状況を避けるための意図的放射能放出)が公に認められました。ベントに対処するため、 避難計画策定が自治体の仕事になったのです。現実的には被ばくが強要されて、安全な避難は不可能となります。
双葉町元町長・井戸川克隆氏は、「壊れる装置は操業禁止が当然で、原発が壊れるかもしれないから避難計画を考えろとは本末転倒だ。住民の生命・財産を守る立場の市町村長が、一私企業の利益のために、地域住民に避難を押し付けるのは、裏切り行為で公務員法違反だ」と主張します。
2011年3月 、諸外国は日本在留自国民に、原発から80km以遠への避難呼びかけと帰国支援をしました。一方日本政府は情報をコントロールして、避難サポートを怠ったため、多くの福島県民が被ばくを余儀なくされました。福島では、260名余の子どもの甲状腺がんとリンパ節等転移の発症が起きており、癌や内臓疾患患者が一家に数人出ている家が多いと報告されています。
「とっとと逃げろ」と伝える、丹波篠山市の防災ハンドブックは全戸配布されました。最も近い原発から56kmの、自治体の画期的取組です。
東海第二原発は30キロ圏内に94万人が暮らす人口過密地に
立つ危険な原発で、間近にまで人家が密集しています。
裏面
原発はクリーンでも 安全でもない
原発は海温め装置 原子力巨大やかん
原発とは、ウランを核分裂させた超高温の熱でお湯を沸かして、その蒸気で発電するものです。 エネルギー効率が極端に悪く、70%の熱を海に捨てます。海水を温める(7度上昇)ので生態系を壊し、水中の二酸化炭素を大気に放出して増やします。炉の製造時・燃料精製時に、大量の石油を使って二酸化炭素を排出します。平常運転時も放射性物質が漏れ出ています。
被ばくの影響は蓄積し、 放射能は微量でも有害で、人によっては様々な病気を引き起こします。
原発境界の線量目標値は0.05mSv/年と約束されてきました。しかし原発事故の後福島では、この400倍の20mSv/年の追加被曝を強いられているのが、現状です。
ちっとも 安くない原発
事故対策や核のゴミ処理などを考えたら、天文学的な費用が必要です。
東海村には、処理方法が未定の危険な核廃棄物が大量に溜まっています。
これ以上増やして良いのでしょうか?
1基1年間の稼働で原爆千発分の「核のゴミ=死の灰」が、発生。
10万年以上厳重保管の問題は先送りし、見ないことにしてきました。
世界中の原発は地震が起きない所に作られている。
「世界の原子力発電所と震源」
金沢大学土井妙子先生監修詳細図は
kankyo.w3.kanazawa-u.ac.jp
原発は配管の塊で地震に耐えられない構造なので、地震大国の日本では元々設置が無理でした。世界の大地震の20%が日本で起きています。
メーカー住宅の数分の1以下の耐震性しか無いのが、原発施設です。
原発避難は国内難民への片道切符
避難所の面積不足が話題になっていますが、避難計画は他にも未解決課題が山積みです。3.11後の福島では、避難所などで食料が2日から7日程で途絶え、人々は飢餓感に苦しめられたそうです。人口過密地が避難になったら、一週間の食料でさえ、賄うことは不可能でしょう。日本の災害対策は、自然災害でも避難所は必要数の2〜3割しか準備されず、それ以外は自助に任されています。レインコートや着替えがなかったため、放射能汚染への恐怖によって、避難所入所やホテルの宿泊すら断られることもありました。置き去りにされ、輸送が遅れた中に命を落とした老病人は、数十人にもなり、行政職員自身の被災と人員確保も問題でした。同心円避難や、段階的避難の不合理は、人権無視そのものですし、情報弱者放置も明暗を分けました。仕事や住居を奪われ、故郷へ戻れない多くの避難者は、日本各地で厳しい生活を続けており、「失うものの大きさを考えるべき」と警鐘を鳴らします。
硬い床に毛布1枚の雑魚寝。冷たい弁当。トイレも空調も未整備な、難民キャンプ以下!と定評の避難所生活が長く続くのが現実です。
ニュースステーション原発特集から。
米国の計画は事業者が、責任を持たされて策定。対策は徹底的厳密に審査され、避難が困難と判断されれば、廃炉になる。避難計画の分量差が一目瞭然である。
「機械は必ず故障する。人間は必ずミスをする。 関係者が真剣に考えるかどうか。それが計画書の違いに出ている」と、キャスター久米宏氏は語っている。
危険過ぎる東海第二原発
停電するだけ 水が止まるだけで 壊れるのが原発だ
- 稼働開始43年経過した老朽施設。放射能照射で脆くなっています。
●交換不能な可燃性ケーブルが使われて、事故や火災の危険があります。
●高濃度核廃液を大量に貯蔵する再処理工場が隣接して高リスクです。
●3000億円超の安全対策費用が出せない運営会社・原電は経営破綻寸前。
●避難開始の線量基準が高く、人口過密地なので、被曝なしの避難は不可能。
●保守管理能力が低く、トラブル件数、事故発生件数が日本最多です。
発行:東海第二原発いらない!首都圏ネットワーク
「東海第二原発いらない!首都圏ネットワーク」は、首都圏の様々なグループが、お互いに手をつないで、原子力の問題について学びを深め、活動するために集まりました。
みなさまも一緒に参加して下さい。活動参加のご連絡は左記へ。このチラシ活用のご希望は下記へお寄せ下さい。
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